コイルテスタ
Megger Baker -Static Motor Analyzer-
【DXシリーズ】
モーター コイルの絶縁評価・定期診断に!
ハイパワー出力もラインナップ
すべての産業用モータの故障のほぼ半分は、絶縁劣化による内部電気的短絡によるものです。BAKER製 スタティックモーターアナライザー「DXシリーズ」はモータコイルの点検・定期診断に特化し、それらに必要な包括的な絶縁試験と分析システムを提案します。ハイパワー電源を内蔵し大型モーターにも対応可能です。
MADE IN USA
Baker InstrumentはMeggerの一員になりました。
DXシリーズカタログ
Baker DXシリーズの特徴
コイルの絶縁検査に必要な多彩な項目の試験が可能
Baker DXシリーズはコイルの絶縁検査に必要とされる数種類の試験項目を1台で行うことが出来ます。
①直流耐圧 ②絶縁抵抗 ③サージ ④直流抵抗 ⑤インダクタンス ⑥キャパシタンス ⑦PD(サージ電圧)
※機種による
また、出力電圧は4kV、6kV、12kV、15kV、と専用電源(パワーパック)を連結した30kV、40kVをラインナップしています。
試験項目の概要
1.サージ試験(インパルス試験)
コイルの相内・相間絶縁の試験で、主にレアショートの検出を目的としています。
三相分の波形を表示し比較します。単相コイルの電圧印加極性(正・負)を入れ替えて試験可能です。
2.直流電圧試験(直流耐圧・絶縁抵抗)
直流の高電圧を印加しコイルとコア間の絶縁を計る試験です。
直流耐電圧試験(漏洩電流)と絶縁抵抗(MΩ)共に手動で電圧を調整し、任意に電圧を可変しながら測定することができ、その電圧と電流の推移をグラフにて確認することが出来ます。
3.低電圧試験(Rdc、Z、L、C)
直流抵抗、インピーダンス、インダクタンス、キャパシタンスの試験です。
直流抵抗試験は三相バランス、温度換算機能対応(温度は手入力)です。キャパシタンス試験はコイルとコアに測定クリップをつなぎ変えて試験します。
※高電圧試験(サージ、絶縁抵抗、DC耐圧等)とは測定回路が別になる為クリップの繋げ替えが必要です。
4.PD試験
サージ電圧印加時のPD(部分放電)を検出します。
5.ユーザー設定
電圧の上昇率や温度換算、システム設定等の各種設定を行います。
6.DXシリーズHOモデル
(ImpulseBreakeDown Starting Voltage Test :BD V test)
HOとはHigh-Outputを意味し、より大型のモーターに対応するために内部の電源容量をさらに大きくしたモデルです。
7.パワーパック 30kV 40kV
30kV又は40kV出力用電源ユニット
「BAKER PPX30(40) POWER PACK」
DXシリーズに専用のインターフェースを取付け、コントローターとし連結して使用します。