コイルテスタ
回転方向試験機
Rotation Direction Tester RDT-308
ステータコイルの回転方向(CW/CCW)・結線不良・巻き間違いを検出!
特長
2つのテストモードで簡易・精密な回転方向検査を実現
自動感度調整機能により、最適な検出感度で試験します
1つのディテクタで最大16極数のステータコイルを試験可能
通信機能により、外部機器へ設定・結果データの送受信・自動化が可能
概要
回転方向試験器 RDT-308は、ステータコイルに3相、又は単相電流を通電し、それにより発生する磁束の回転方向や分布・ばらつきをステータコイル内に設置したディテクタ(検出センサー)により測定します。
最大16極のステータコイルに対応し、16極用のディテクタを使用すると 12 / 8 / 6 / 4 / 2極も試験可能。自動極数判別、オートゲイン、過電流保護などの機能も充実しております。
テストの仕組み
テストモード1 回転方向検査
ディテクタにて検出した複数の磁束の波形をA相、B相2つの波形に合成し、その位相差と振幅から全体の回転方向・強度を判別します。
テストモード2 磁界分布による位相差・磁界強度の検査
ディテクタに内臓された複数のセンサーコイルが測定したすべての磁束、磁束の分布の異常を検出します。
全体の回転方向は正常な場合でも部分的な磁束の乱れを捉えることができ、巻線や結線の異常の検出につながります。ディテクタをステータ内径の中心に配置する必要がありますが、より精度の高い試験を行うことができます。
デモソフトウェアの紹介
ステータコイルの磁界の様子を模擬的に視認することができます。
仕様
試験項目 | テストモード1 | 回転方向試験(CW/CCW) | |
---|---|---|---|
テストモード2 | 磁界分布試験(位相差/磁界強度) | ||
励磁電圧 | 相タイプ | 3相 / 単相 | |
出力波形 | 3相 / 2相 サイン波出力 | ||
周波数 | 5kHz | ||
励磁電圧 | 相間 5Vp-p(100段階) | ||
最大印加電流 | 500mA | ||
機能 | 検出感度レンジ | 10段階 | |
検出感度調整 | オートゲイン機能 | 保護機能 | 過電流保護 |
一般 | 電源電圧 | 100 - 240VAC ±5% 50/60Hz | |
消費電圧 | 40VA以下 | ||
使用環境 | 温度5 - 40℃ 湿度20 - 80%(結露なきこと) | ||
インターフェース | SIGNAL IO / RS-232C | ||
寸法・重量 | 192(W)×95(H)×235(D) 1.8Kg | ||
付属品 | 電源ケーブル | 1本 | |
3極-2極電源変換アダプタ | 1個 | ||
励磁ケーブル 1.5m | 1本 | ||
予備ヒューズ 1A | 1個 | ||
取扱説明書 | 1部 | ||
試験成績書 | 1部 | ||
別売品 | ※1 ディテクタ | ||
※1 ディテクタケーブル 1.5m |
ディテクタ対応表
外径 | 型式 | 対応極数 | 外径 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2 - 4極ディテクタ | RDT-DC-4P | 2 / 4 | φ38 | |
2 - 4極ディテクタ(小径) | RDT-DC-4P-φ22 | 2 / 4 | φ22 | |
2 - 8極ディテクタ | RDT-DC-8P | 2 / 4 / 6 / 8 | φ45 | |
2 - 16極ディテクタ | 2 / 4 / 6 / 8 / 12 / 16 | φ75以上 | 受注生産 |
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