コイル・トランス・モータ検査装置・計測器の開発製造|インパルス巻線試験機

技術情報

コイルテスタ

インパルス巻線試験機
電圧印加時の電流

インパルス試験は、高圧コンデンサ(C)に直流の高電圧を充電しておき、その(C)に充電された高電圧はThyristor(SCR)のGateをTriggerすることにより、検査コイル(L)に急激に放電され、この時に発生する振動波形により判定を行います。

インパルス試験は、高圧コンデンサ(C)に直流の高電圧を充電しておき、そのCに充電された高電圧はThyristor(SCR)のGateをTriggerすることにより、検査コイル(L)に急激に放電され、この時に発生する振動波形により判定を行います。 最大電流は最初のコンデンサから流れ出す電流です。コンデンサから流れ出る電流は次の式で求められます。

最大電流は最初のコンデンサから流れ出す電流です。コンデンサから流れ出る電流は次の式で求められます。

A点はサイリスタがONし高圧がかかり、B点は電流が最大となり、C点はコンデンサから電荷が流れ終り、電流が流れなくなる点です。印加電圧が1800Vであれば、A点の電圧は1800V、C点もほぼ同じとしますと、△Vは3600Vと考えられます。

またこの波形がWIDTH2としますと、時間軸のフルスケールはWIDTH0の時、25.6μs、1の時51.2μs、2の時102.4μs、・・・・・・この波形を画面の半分とすると、約51.2μsが△tと考えられます。

ECGのインパルス試験機(DW-9505、DWX-05A/01A/10、DWX-05PD等)のコンデンサは0.01μFですから、

となります。
時間軸が短いと電流は大きくなります。