コイル・トランス・モータ検査装置・計測器の開発製造|インパルス巻線試験機

技術情報

異音・振動試験機

モータトランス用振動計
振動の聴感とは?

聴感とは一般的には騒音計の測定値が人間の耳で聞いた感じに近づく様にA特性、B特性、C特性を使い分けて測定することをいいます。

弊社のモータゴロ音測定器(MVー90等)はモータの振動を振動センサーで検出し、電気的に増幅し振動をスピーカで音に変えこれを耳で聞き良否の判定を行いますので、実際のモータの回転音に近い音をハイフィルター、ローフィルターを使用する事で実現しています。広い意味ではこれも聴感補正と言えます。

ですがモータの回転音を直接振動センサーで検出しているのに対して、騒音計はモータの回転振動が周囲の空気を振動させ、それがマイクの非常に軽い振動板を震わせ、そのエネルギーを電気信号に変えてメータ等で指示している騒音計とは完全には互換性が有りません。

しかし特定の帯域に限れば、相関関係があるはずです。その帯域を利用すれば騒音計の代用になると考えられます。